2025年を迎えて

お話

2025年を迎えました。

皆さん年末年始はいかがでしたでしょうか?

大晦日は恒例行事の除夜会があり、除夜の鐘を撞きに多くの方々がお越しくださいました。

正確には数えていませんが、おそらく200人以上の方が来られたかと思います。

特に若い方、中学生くらいの方が増えたなと感じました。

皆さんの案内に夢中になって、私が鐘を撞くのをすっかり忘れていました…。

お手伝いをしてくださった皆様、ありがとうございました。

そんな大晦日を過ごしていましたが、お陰様で今年も無事に新年を迎えることができました。

日々の暮らしの中では、当たり前と感じてしまっていることが多くあります。

幼い頃は誕生日やお正月というのは特別な行事でした。

何日も前からそわそわしていましたが、今はどうでしょう。

何回も経験していると、特別感というものは薄れてしまってきます。

けれども、無事に誕生日を迎えること、新年を迎えることというのは当たり前のことではありません。

ましてや、毎日朝を迎えることというのも当たり前のことではないのです。

誰のいのちも明日が保証されているわけではありません。

今あるこのいのちを大切にして、今年も無事に迎えることに感謝をさせていただきたいと思います。

明日1月17日は阪神淡路大震災があった日です。

私は当時1歳だったのでその時の記憶はありませんが、いろんな方にお話しを聞かせていただくと、今こうして過ごさせていただいているのは、こうしてお寺があるのは、多くの方々のおかげだと改めて感じさせていただきました。

亡くなられた方々を偲び、このいのちがあるのは当たり前ではなく、有り難いことだと思いながら、今年も精一杯生きていきたいと思います。

皆さん、本年もよろしくお願いします。

南無阿弥陀仏