皆さんは家系図を見たことがあるでしょうか。
なかなか見る機会はないかと思います。私自身も一度見たことがあるかなくらいしか覚えていません。
自分の両親から始まり、その両親、またさらにその両親というように、家系図を親鸞聖人（1173年〜1263年）が生きておられた時代までさかのぼると、その数はなんと数千万人になります。
つまり今私と言う存在があるのは、この数千万人のご先祖がいてくださったおかげです。そのうち1人でも違えば私と言う存在はなかったでしょう。
浄土真宗では「先祖供養」はいたしません。なぜなら、阿弥陀さまが誰ひとり漏らすことなく救ってくださるからです。そのため、私たちがご先祖に供養をする必要はないのです。なので私たちができることは、ご先祖が浄土真宗の御教えを聞き、それを脈々と今まで引き継いでくださったことを喜ばせていただくことでしょう。
数えきれない先輩方がこの私に伝えてくださったお念仏の御教えをいただき、よろこぶとともにまた次の代へとお念仏の御教えの有り難さ、素晴らしさを伝えていきたいですね。
南無阿弥陀仏
