お話

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心はごまかせる ごまかせぬ身に仏法聴聞

「仏法は聴聞ちょうもんに極きわまる」という言葉があります。 ではどうやって聞くことを「聴聞」というのでしょうか。 聞くといってもいろいろな聞き方があります。 頭で受け止めることを「理解」、心で受け止めることを「共感」、身で受け止めることを「...
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浄土真宗のご利益

新年を迎え早くも2週間が経ちました。 1月といえば、日本人の多くの方が初詣に行かれるかと思います。 お寺や神社にお参りされる時、皆さまはどのような「ご利益りやく」を期待されるでしょうか。 事故に遭あいませんようにとお願いする「交通安全」、家...
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自是他非の心

先日の報恩講で「自是他非じぜたひ」のお話しがありました。 自分が是で、他は非であるということですが、言い換えると「自分が正しくて、他は間違い」ということです。 これは人間の本性を表した言葉だなと思います。 そのお話しを聞かせていただいて、あ...
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私の正体

更新が滞ってしまい申し訳ありません。これからもマイペースにはなりますが、少しずつ更新していきたいと思います。 暑い夏が終わり、境内は金木犀きんもくせいの香りに包まれています。ようやくほっとできる季節になりましたね。 今年の夏は、口を開けば「...
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見えている世界

9月に入り、朝夕は少し涼しくなったかな?と思うようになりました。 まだまだ日中は暑い日が続いていますが、暑さのピークは過ぎましたね。 夏といえば皆さま何を思い浮かべますか? 私はセミの鳴き声を聞くと「夏だな」と思います。 今年も境内はセミの...
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目に見えなくても

先日のお盆の法要にお参りくださった方は、住職の法話でも聞かれたかと思います。 私たちは普段から目に見えるものだけを信じていませんか?日常の生活ではテレビやインターネット、スマートフォンなど、目からの情報がとても多いです。 しかし、目に見えな...
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仏法は聴聞に極まるなり

皆さん、お聴聞ちょうもんしてますか? 浄土真宗では、阿弥陀さまの御教みおしえを聞かせていただくことを「お聴聞」と言います。 「聴」と「聞」、両方とも「きく」と読むことができますね。 私たちの日常でも「きく」という言葉を何気なく使っていますが...
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私が悪かった

こんな話があります。 ある所に2軒の家があり、1軒は毎日家族が喧嘩ばかりしています。もう一方の家はとても仲がいいので、喧嘩ばかりしている家の主人が仲良しの家の主人に「どうしておたくは仲良くできるのか」と秘訣を尋ねました。 すると、「あなたの...
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摂取不捨の阿弥陀さま

阿弥陀さまのお救いは、摂おさめ取って捨てない、「摂取不捨せっしゅふしゃ」のお救いであります。 阿弥陀さまの「阿弥陀」というのは、インドの言葉で無量の光を意味する「アミターバ」と、無量の寿命、寿いのちを意味する「アミターユス」の「アミタ」とい...
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仏法に出遇う確率

私たちは今たまたま人間として生きています。 急に何を言っているんだと思ったかもしれません。 仏教では、今生きているこの世界を「人間道にんげんどう」と言います。 これは六道ろくどうの中の1つで、他には地獄じごく道・餓鬼がき道・畜生ちくしょう道...